027-280-2003
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部分入れ歯と総入れ歯では、どちらがおすすめですか?入れ歯の耐用年数はどれくらい?抜歯はする?

部分入れ歯と総入れ歯について一般的には、歯が残っていれば部分入れ歯、歯が残っていなければ総入れ歯になります。

では、1本しか残っていなかったら?2本しか残っていなかったら?もしくは、歯が残っているけど抜いて総義歯にすることもあるの?といったことについて、ご不安に感じておられる方も多いようなので、お答えしたいと思います。

残っている歯が1本2本のときは総義歯になるかも

あくまでも最後に決めるのは患者さまという前提ですが、残っている歯が1本もしくは2本のときは総入れ歯をお勧めすることが多いかもしれません。というのも、こういった場合は残っている歯も弱っていることが多いからです。

部分入れ歯は残っている歯を支えにして入れ歯を安定させるのですが、弱っている歯を支えにして入れ歯を作っても、支えが弱い以上せっかくつくった入れ歯も安定しませんし、支えにしている歯にもダメージを与えてしまうことが予想されます。

もちろん患者さまのご希望があれば、こういったケースでも部分入れ歯をお作りしますが、統計的には部分入れ歯をつくった後、比較的早期に総入れ歯を作りなおされる方も少なからずいらっしゃいます。

今はよくても3年以内に壊れそうだなと感じる場合は総義歯を提案することも

また今は問題なく部分入れ歯を使っていただける場合でも、歯科医師目線で「もしかしたら3年以内に入れ歯が壊れてしまうかも」と感じる場合は、総義歯をご提案することもあります。

例えば、生活習慣などが原因で噛み合わせがずれてしまっていて、かみあわせの治療を得意とする当院の治療でも、その改善が難しい場合などが挙げられます。

「コラム」右利きの人は左の歯がずれる?

右利きの人は、自然と左側の歯に力が入りやすいため、左の歯の噛み合わせがずれてしまっている方が多いです。また、いつも寝るときに体の右側を下にして寝ておられる方の場合、右下の歯が左側に押されてずれていくことがあります。

ほんの一例ですが、こういった生活習慣が原因で、歯の噛み合わせがずれてしまうこともよくあります。もちろん当院の治療で改善が可能ですので、ご安心ください。

10年持ったら長持ち。5年くらいで摩耗した歯だけ取り替える方も。

作った入れ歯がどれくらいもつか、という点については、当然個人差もありますし、また上記の通り早期に作り直しになってしまう方もいらっしゃいますが、歯科医師としては、なるべく長く使っていただけるようなご提案をしたいと思っています。

その上であえて年数で表現するとしたら、10年もったら長持ちしてよかった!という感覚です。中には歯軋りがひどい人や硬い食べ物がお好きな方の中には、歯の摩耗が早いこともあって3-5年くらいで「歯だけ付け替えたい」とご希望されるケースもあります。

抜歯について。残せる歯は残したい。

抜歯については、当たり前のことですが残せる歯はできるだけ残したいと考えています。

とはいえ、上記の通り、歯を残すことで1-2年後に入れ歯を作り直しになる可能性が高いのであれば、やはり抜歯を提案することもあります。

また抜歯のタイミングについては、入れ歯ができるまでは抜歯をしないで抜歯をした日に入れ歯をつける、といったことも、ご要望に合わせて対応しています。とくに前歯については歯がない状態でお帰りいただくのは極力控えるようにしています。

その他入れ歯についてご不安なことはお気軽にご相談ください。