027-280-2003
ブログメインビジュアル
ブログメインビジュアル

熟練のインプラント歯科医が、入れ歯治療にも情熱を注ぐ理由

どんなに勉強しても満足できる入れ歯治療ができなかった

もともとインプラント治療にはすごく力をいれていたこともあり、自分でいうのもおかしいですが、結構いい治療ができていたと自負していますし、もちろん今でもインプラント治療はプライドをかけてしっかり対応させていただいています。

一方で、これまでは入れ歯治療にあまり前向きになれませんでした。というのも、どれだけ勉強や研修を重ねても、なかなか理想的な結果にたどり着けず、自信をもって提供できる治療にならなかったからです。

とはいえ、あすなろ歯科の地域柄、入れ歯を希望されるもしくはすでに入れ歯をお持ちの患者さまはたくさんいらっしゃいます。そのため「どうしたら入れ歯が壊れないのか」「どうしたら快適な入れ歯をつくれるのか」と、いつも自問自答しながらの治療を続けていました。

入れ歯の名医である深水先生との出会い

そんなある日「入れ歯を勉強したいなら紹介するよ」と紹介いただいたのが、深水先生(いまは残念ながら引退されています)という方です。

まず驚いたのが、深水先生がおつくりになる入れ歯とその入れ歯を使われている患者さんの姿は、まさに長年追い求めていた理想の入れ歯の一つの形だったということです。

ただ深水先生に「どうしてここを◯◯にしたのですか?」「どうして先ほどの患者さんは◯◯という診断になるのですか?」と聞いても「うーん、なんとなく」「そっちのほうがいいと思ったんだ」という回答ばかりで、全然明確な答えを教えてもらえませんでした。

それでも事実として、目の前で患者さんにとっての理想の入れ歯が出来上がることに衝撃を受けました。

すべてが適当、なんとなくでは絶対にいい治療はできません。必ず何かがあるはずです。そこで「答えは自分で探すしかない」と覚悟を決め、自分の入れ歯と深水先生の入れ歯が何が違うのか、どうして違うのかを、深水先生のサポートを受けながら一つずつ探究していく日々が始まりました。結果的にはこの自分で答えを探す時間こそが一番勉強になったかもしれません。

顎の関節、咬み合わせに答えがあった

そうやって勉強していく中で一つの答えらしきものが見つかりました。それは「咬み合わせ、顎関節(あごのかんせつ)」です。

咬み合わせ(顎の関節の位置)が整わない状態では、どんな入れ歯をつくっても絶対に咬めないし、逆に咬み合わせさえ整えば一つの理想の形になる、ということが分かってきたのです。

そのため「入れ歯が合わない」「食事ができない」「すぐ外れる」「壊れる」といった患者さんのお困りごとの原因が明確に分かりますし、原因が分かると治療方針も迷わずに正解を導けます

そこからどんどんいい入れ歯がつくれるようになってきましたし、どんどん治療がおもしろくなり、さらにどんどんいい入れ歯がつくれるようになってきました。

造形物として精度が高い入れ歯ではなく、患者さんがもつお口の機能を上手にカバーできる入れ歯が理想の入れ歯

ちなみに、造形物として美しく精度が高い入れ歯も「いい入れ歯」だと思いますが、あすなろ歯科では、患者さんがもつお口の機能(噛む力など)を上手にカバーできる入れ歯こそが「いい入れ歯」だと考えています。

そのため患者さんのお口の状態、咬み合わせ、かむ力、話すときの顎の動かし方のくせまでこまかく診断し、患者さんにとって最適な入れ歯をつくることを心がけています。いわば完全オーダーメイドの入れ歯です。

インプラントでも入れ歯でも構わない

今では患者さんがインプラントを希望されても入れ歯を希望されても、どちらも自信をもって治療を提供できますので、最終的にどちらを選択されてもまったく問題ありません。

ケースによっては、下の歯をインプラントにして上の歯を入れ歯にして、ということもあります。患者さんにとって最適な治療、かつ長期に安定して噛める状態を提供できるのであればなんでも大丈夫です。

これは余談ですが、いわゆる「難しい症例」だと「この状態からどうやったらちゃんと噛める状態にできるだろう!?」と、(お悩みの患者さんからすると不謹慎かもしれませんが)ワクワクします。

▼こちらの記事もお読みください▼

理想の入れ歯をつくれるからこそ自費の入れ歯をご検討ください

ちなみにインプラントはすべて自費診療となりますが、入れ歯は保険制度上、保険でも入れ歯をつくることができます。

ただ保険でつくることができる入れ歯では理想の入れ歯をつくることは難しいです。

あすなろ歯科では、どんなに難症例の患者さまにも最後まで寄り添って理想の入れ歯をつくることができる技術があります。それは保険ではできないため、ぜひ自費の入れ歯をご検討ください。

▼こちらの記事もお読みください▼